今回、後期カングーのエンジン載せ替えに至った経緯を、記録として残します。
稀なケースかもしれませんが、自身の扱い方も含め、事実ベースでお伝えします。
同じカングー乗りの方、輸入車を楽しんでいる方にとって、何かの参考になれば幸いです。
なお、症状には個体差があります。あくまで一例としてお付き合いください。
過去の記事はこちらから
関連記事
→第1話:アイドリング異変の始まり
→第2話:ディーラーで提示された選択肢
→第3話:修理費はいくらまでが合理的か
→第4話:修理と乗り換えの比較
→第5話:世間の印象と決断
→第6話:保証書と見積もり公開
→第7話:載せ替え完了、実際の費用と注意点
エンジン載せ替え費用が「76万円」と言われたときのリアルな比較
翌週、中古のエンジンが1つだけ見つかった
ディーラーから提示されたエンジン載せ替え費用は約76万円。
高いか安いかと聞かれれば、安くはない。
だが、その場で考えたのは別のことだった。
「もし乗り換えるとしたら、いくらになるのか?」
選択肢は2つ
300万円で乗り換える場合の費用比較
当時検討したのは、中古のファミリー向けワンボックスカー。
相場はおおよそ300万円。
仮に頭金50万円、残り250万円を銀行ローン(年利2%)で借りるとする。
【5年ローンの場合】
月々約43,000円
総支払額 約263万円
【7年ローンの場合】
月々約32,000円
総支払額 約269万円
修理費76万円と比較すると、差額は約190万~200万円。
修理した場合
エンジン載せ替え費用は約76万円。
仮にあと5年乗れたとすると、
76万円 ÷ 5年 = 年間約15万円
月換算で約12,600円。
7年なら月約9,000円。
冷静に数字だけを見ると、修理の方が経済的であることは明らかだった。
それでも迷った理由
中古エンジンの走行距離は約68,000km。
現在の車両は84,000km。
載せ替えたところで、同じ症状が再発しない保証はどこにもない。
現実的な周りの意見
「外車はそれだからねー」
「次はちゃんと国産車にしたら?」
周囲の声は現実的だった。
家族を持ったらノア、セレナ、ステップワゴン。今ならアルファード。
合理的な選択肢はいくらでもある。
だが、どうしても自分たちにはしっくりこなかった。
カングーは、ただの車ではなかった。
カングーという存在
カングーは、いわゆるステータスな外車ではない。
フランスの商用車が、日本で独自に愛され続けてきた少し変わった車だ。
自分のボディーカラーはオレンジ一色。駐車場でも一瞬で見つかる。
液晶モニターもなく、バックライトはオレンジ一色。
クルーズコントロールは前に車がいても設定速度で走り続けるローテク。
自分で内装や装備を少しずつ手を入れてきた。
その不便さも含めて、いつの間にか、ただの車ではなくなっていた。
理屈では修理。
だが、不安は消えない。
最後にもう一度だけ、「カングーとして」この車を見てくれる人の意見を聞きたくなった。
京都にあるカングー専門店、クラフトハウスにメールを送った。

コメント