ここまで、ホエイプロテインの価格が上がっている現状を見てきました。
ではここで、もう一つの選択肢を考えてみます。
それが、**ソイプロテイン(大豆由来)**です。
ソイプロテインは昔から存在しますが、最近は「価格が安い」という理由で注目されるようになっています。
ただし、ここで大切なのは、
単純な価格ではなく、同じたんぱく質量で比較すること
です。
このシリーズの記事
第1話|ホエイプロテインが高くなった現実を、数字で確認してみた
第2話|なぜホエイプロテインは高くなったのか?裏側を整理してみる
第3話|日本人は朝ごはんでたんぱく質が足りていない?厚労省データと年代差を整理してみた
第4話|食事だけでたんぱく質70gは現実的か?量と負担を生活目線で検証
第5話|同じたんぱく質量で比較すると、ソイプロテインは本当に安いのか?
第6話|ソイプロテインは安全?大豆イソフラボンの摂りすぎ問題を計算してみた
第7話|【プロテインは本当に必要?】食事だけで足りるのか計算してみた
最終話 【結論】プロテインは必要?コスパ・安全性・必要量をすべて検証した最終まとめ
価格だけで見ると
現在の目安価格
- ホエイプロテイン:3kg 約8,000円
- ソイプロテイン:3kg 約5,000円
この時点で、
ソイは約40%安い
ように見えます。
しかし、ここで注意点があります。
プロテインは種類によってたんぱく質の濃度が違います。
たんぱく質濃度の違い
一般的な目安
- ホエイ:たんぱく質 約70~75%
- ソイ:たんぱく質 約80~85%
つまり、
同じ30gを飲んでも、
実際に摂れるたんぱく質量はソイの方が多い場合があります。
1回あたりの必要量で比較
筋トレや健康維持でよく言われる目安は、
たんぱく質20g前後/回
これを満たすには
ホエイの場合
25~30g必要
ソイの場合
20~25gでOK
つまり、
ソイの方が1回の使用量が少なくて済みます
実際に使用しているプロテインで比較
| 商品名 | タイプ / フレーバー | 1食あたりのタンパク質 | タンパク質含有率 (100gあたり) |
| X-PLOSION | ホエイ / カフェオレ | 21.1g (30g中) | 70.4% |
| GronG (グロング) | ソイ / チョコレート | 20.4g (25g中) | 81.6% |
| BODYWING | ホエイ / ヨーグルト | 18.0g (24g中) | 75.1% |
| 武内製薬 THE PROTEIN | ソイ / チャイ | 15.0g (20g中) | 75.0% |
ソイ(大豆分離タンパク): 原材料の時点でタンパク質含有率が非常に高く、余計な脂質や糖質を極限まで削りやすいため、味付けをしても80%前後の含有率をキープしやすいです。
ホエイ(WPC): 一般的なホエイプロテイン(WPC製法)は、乳清から作られる過程で乳糖や脂質が一定量残ります。そのため、味を整えると含有率は70%〜75%程度に落ち着くのが標準的です。
ランニングコストで計算
例として、1日1回飲む場合
ホエイ
- 1回:28g(平均)
- 3kg ÷ 28g ≒ 約107回
- 8,000円 ÷ 107回 ≒ 約75円/回
ソイ
- 1回:23g(平均)
- 3kg ÷ 23g ≒ 約130回
- 5,000円 ÷ 130回 ≒ 約38円/回
結果
同じたんぱく質量で比較すると
- ホエイ:約75円/回
- ソイ:約38円/回
ソイは約半額
になります。
Life Cost Lab的な考え方
ここで重要なのは、
「どちらが良いか」ではなく、
同じ効果を得るためのコスト
です。
たんぱく質を継続して摂ることが目的なら、
- 毎日続けられる価格か
- ランニングコストはいくらか
という視点が重要になります。
まとめ
ソイプロテインは、
- 本体価格が安い
- たんぱく質濃度が高い
- 1回の使用量が少なくて済む
その結果、
同じたんぱく質量なら、ランニングコストは約半分
になります。
ただし、ここで気になるのがもう一つ。
ソイプロテインには、
大豆イソフラボン
が含まれています。
「摂りすぎは大丈夫なのか?」
次回は、この点を実際の食品量とあわせて検証していきます。


コメント